更新日 2023年11月25日
行政書士事務所のホームページを作成して集客する具体的な方法
行政書士事務所のホームページはいわば、その事務所の顔であり、名刺です。
名刺を配るだけで仕事が増えることは、そうそうありません。つまり、単にホームページを作成しただけでは、効果的な集客にはつながりません。
この記事では、行政書士事務所のホームページを作成して集客するための具体的な方法を5つ紹介します。
行政書士がホームページで集客する具体的な方法
専門分野を明確にする
行政書士の業務範囲は広く、相続や遺言、離婚や交通事故など、様々な分野に対応できます。
しかし、その分、競合も多いと実感している方が多いでしょう。
よって、ホームページで集客するためには、自分の事務所の専門分野を明確にすることが重要です。
「なんでもする行政書士」は、一般客からすれば、「なにをするか分からない行政書士」なのです。
例えば、「相続に特化した行政書士」や「許認可に特化した行政書士」など、自分の強みや特色を打ち出してください。
おおよそ、3つほどの専門分野にすれば良いでしょう。
また、その専門分野に関する情報やノウハウを、ブログやSNSなどで発信することで、信頼性や知名度を高めることができます。
Googleマイビジネスを利用する
Googleマイビジネスとは、Googleの無料のサービスで、自分の事業所の情報をGoogleマップやGoogle検索に表示させることができるものです。
Googleマイビジネスを利用することで、Googleマップ上で行政書士事務所を検索に対して、自分の事務所の所在地や営業時間、連絡先などの基本情報や、写真や口コミなどの付加情報を見せることができます。
まだ登録していない行政書士事務所も多いため、無料でできる効果的な集客手法です。
また、Googleマイビジネスに登録することで、地域やキーワードに関連した検索結果に自分の事務所の情報が表示される可能性が高まります。
Googleマイビジネスを利用する際には、情報を正確かつ最新に保つことや、口コミに対して返信することが大切です。
無料相談をしやすくする
多くの行政書士は相談を無料で行っています。
相談を受けることは、顧客との信頼関係を築くことにもつながりますので、無料相談をしやすくすることが集客に効果的です。
具体的には、ホームページに「相談は無料です」のテキストや、「気軽にご相談ください」などのメッセージを掲載します。
ただし、それだけでは、相談者は不安でしょう。無料より安いものはないという感覚があるはずです。
よって、その不安を取り除くために、「契約の強要はしない」や「秘密厳守」、「最終的な見積もりを出して納得して頂いたら契約をする」といったことを明記ましょう。
また、顔や人となりが見えていることが、相談者の安心にも繋がります。
笑顔の写真や親しみやすい文章でアピールすることも効果的です。
リスティング広告を活用する
リスティング広告とは、GoogleやYahooなどの検索エンジンの検索結果に表示される広告のことです。
リスティング広告を活用すれば自分の事務所のホームページに潜在的な顧客を誘導することができます。
リスティング広告のメリット
リスティング広告のメリットは以下の通りです。
- 自分のターゲットとなるキーワードや地域を設定できること
- 広告費用がクリックされた回数に応じて発生するため、無駄な広告費用を抑えることができ
リスティング広告のデメリット
- 広告をクリックされただけで、費用が発生するため必ずしも成約にならない
- 広告をしている=悪どい商売をしているという印象を持つ人が少なからずいる
- リスティング広告のノウハウが必要である
リスティング広告を活用する際には、自分の事務所の専門分野や強みを伝える広告文を作成します。
また、広告から誘導された顧客にアクションを起こさせるための、LP(ランディングページ)を作成するほうが良いでしょう。
ポータルサイトと連携させる
ポータルサイトとは、特定の分野やテーマに関する情報を集めて提供するホームページのことです。行政書士の業務に関するポータルサイトもあります。
例えば、「ミツモア」や「行政書士どっとこむ(稼働少なめのようです)」などがあります。ポータルサイトに自分の事務所の情報を掲載することで、ポータルサイトの利用者からの問い合わせや依頼を得ることができます。
また、ポータルサイトから自分の事務所のホームページに誘導することで、ホームページのアクセス数や知名度を高めることができます。
ポータルサイトと連携させる際には、自分の事務所の専門分野や強みをアピールすることや、ポータルサイトの評価や口コミにも注意して返信しましょう。
ホームページ以外からの集客の方法
ホームページだけでなく、他の方法でも集客することができます。以下では、ホームページ以外からの集客の方法を3つ紹介します。
セミナーを開催する
行政書士であれば、専門分野によっては、以下のようなセミナーができるでしょう。
- 相続
- 遺言書作成
- ドローン
セミナーを開催することで、自分の事務所の専門分野やノウハウを顧客に伝えることができます。
また、セミナーに参加した顧客と直接コミュニケーションをとることができます。これは、信頼関係を築く最高の方法です。直接顔を合わせるセミナーの集客方法効果は高いです。
なお、セミナーを開催する際には、顧客のニーズに応えるテーマを選ぶことや、参加者にメリットを感じてもらえる内容にすることが重要です。セミナーの告知や申し込みをホームページやSNSなどで行うことで、ホームページとの相乗効果も期待できます。
DM(ダイレクトメール)を送る
DM(ダイレクトメール)とは、郵送やメールなどで、特定の顧客に直接情報を送ることです。ハガキで送ることが通常ですが、チラシのような場合もあります。
DMを送ることで、自分の事務所のサービスやキャンペーンなどを顧客に知らせることができます。
DMを送る際には、顧客の属性や興味に合わせてメッセージをカスタマイズすることや、顧客にアクションを起こさせるためのインセンティブを付けることが重要です。
また、DMの効果測定や改善を行うことが重要です。みなさんも、家のポストに入っているチラシなどは捨てるのが普通でしょう。
しかし、なぜ、そのDMは効果があったのか。それを検証してみましょう。
検証の方法は、例えばこの記事のような方法があります。
口コミを増やす
昔ながらの集客方法ですが、最高にして最大の方法です。
口コミとは、顧客が自分の事務所のサービスや対応について、他の人に評判や感想を伝えることです。
口コミは、顧客の信頼や満足度を高めることにもつながります。
口コミを増やすことで、自分の事務所の知名度や集客力を高めることができます。
口コミを増やすためには、顧客に対して高品質なサービスや親切な対応を行うことや、WEB上やSNSに口コミを書いてもらうことに対する感謝やお礼を伝えることが重要です。
集客できない方法
ここでは、上記とは反対に、集客できない方法を紹介します。
つまり、「こういった方法は集客にならないからやめておけ」という方法です。
- 顧客の興味や関心を引かない方法
- 顧客の信頼や満足度を高めない方法
- 顧客の反応や効果を測定しない方法
- 自社の商品やサービスの特徴や機能だけを紹介する方法
- 顧客の年齢や性別、地域などの属性に合わない方法
- 顧客に価値やメリットを感じさせない方法
- 顧客にアクションを起こさせない方法
- 顧客に問い合わせや購入などの次のステップを示さない方法
特に行政書士のホームページ上でやりがちなのが、4,7,8です。
そうならないように、意識してホームページの作成や、他の集客方法を実施しましょう。